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運命に翻弄され続けた航空母艦

(アイコン:三段甲板式だった当時の加賀)
航空母艦『加賀』(加賀型航空母艦)艦暦
1920(大正9)年7月19日加賀型戦艦として起工(川崎重工業神戸造船所)。
1921(大正10)年11月17日戦艦として進水(川崎重工業神戸造船所)。
1923(大正12)年12月航空母艦への改造着工(横須賀海軍工廠)。
1928(昭和3)年3月31日竣工(横須賀海軍工廠)。
1933(昭和8)年10月20日〜
1935(昭和10)年11月15日
近代化改装実施
完了後、即日に現役艦復帰
1942(昭和17)年6月5日ミッドウェー海戦で大破、戦没した。
1942(昭和17)年8月10日除籍
日本海軍機動部隊が『世界最強の部隊』と言われていた頃の、赤城と並ぶ代表的な航空母艦であった。戦艦として建造されながらも、ワシントン軍縮会議により建造中止とされ、本来は標的艦とされて各種実験に使用後、解体される運命にあった加賀。しかし、標的艦として横須賀海軍工廠へと回航された後、関東大震災によって改造途中であった航空母艦『天城』が修復不可能な損傷を受けて解体されたことに伴う代艦として航空母艦に改造された。三菱造船長崎造船所で建造され、標的艦として使用された後に自沈処分された二番艦『土佐』とは運命が分かれて延命した。運命のいたずらに翻弄されながらも、航空母艦として竣工後は華々しく活躍を続けた。そして、その戦没は日本海軍の『終わりの始まり』の象徴ともなった、まさしく波乱万丈な艦生であろう。

2015年8月27日、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場にて建造・進水した海上自衛隊護衛艦DDH-184(いずも型護衛艦二番艦)の艦名として、加賀の名前が引き継がれることとなった。DDH-184『かが』は、現在就役中のDDH-144『くらま』の後継艦として2017年度に就役する予定の模様。


(復刻建造された、現在)
平和祈念艦『加賀』
八八艦隊で計画された加賀型戦艦の一番艦として起工し、後に航空母艦へと改造、そして日本海軍機動部隊の主力艦として活躍した『加賀』の設計図を基に、近代化改装された後の姿で復刻建造された。復元されたのは外観のみであり、動力は艦本式タービンというものを現に製造できるわけはなく、現行の大型船舶と同様、ディーゼルエンジンを動力源として用いている。また、一部の砲および機銃は放水機能を持って実装されており、甲板にはヘリコプターの発着も容易なことなどの理由から、海上火災などの災害支援の前線基地などで出動することもある。

平和祈念艦保管施設に回航・収容できない大きな艦である事から、現在では別の係留施設に赤城とともに留め置かれている。
2015(平成27)年4月5日竣工(峰ヶ崎マリンファクトリー)
2015(平成27)年4月5日峰ヶ崎海洋記念公園において竣工記念展示開始。
赤城との二並びの上で『華の一航戦』として特別展示開始
2015(平成27)年4月18日仮の停泊地へ、赤城と共に移動
開艦案内
(ミュージアムシップ)*不定期(通常は展示されていません)
開艦時間AM9:00〜PM5:00(季節などにより変更あり)
休艦日6月5日(特定休艦)
乗艦料大人700円(シニア600円、大学・高校生500円)
中学生350円・小学生以下無料
不定期で近海航行をする機会があり、その際には事前公募を行う。


製作過程など
細評はhttp://rifianet.blog94.fc2.com/blog-entry-660.html(Blog『BlueCastle』2015年4月7日の記事)


箱(パッケージ)概観。
製品:ハセガワ社製 AIRCRAFT CARRIER KAGA(航空母艦加賀)
2015(平成27)年4月4日建造開始・5日完了


部品の数々。同じ航空母艦である赤城と比べて、部品は比較的まとまっている。


建造中の図。船底と船体を接着。


艦載船の載る後部の甲板、煙突などの細かな部品。


4月4日の作業終了地点(船体)。


加賀の船体は既に一体化された構造となっていた。


4月4日の作業終了地点(部品)。


4月5日の作業を開始。


建造中の図。大きく張り出した機銃部分と単装砲など。


後部より全体図。マストは航行中を示す、上に掲げた状態にする。


飛行甲板。この3つの穴は、それぞれ格納庫と甲板で航空機を出し入れするエレベーター部分。加賀に関しては再現された模様。


後部甲板。艦載船を乗せた甲板と、甲板を支える柱。船体に書かれている『かが』の文字は、実際の加賀にも書かれていたものなのだろうか…。


完成直後。艦首に菊花紋章(加賀のキットに付属)を取り付け。


やはり、甲板と柱が上手くくっつかない…。


峰ヶ崎海洋公園に並ぶ、加賀・赤城(左から 榛名・金剛・加賀・赤城)


展示板。『艦これモデル Vol1(タカラトミー製)』より切り抜き。加賀の展示坂を利用して取り付けられた。

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